ぽけっとぽけっと

あ、またシャンプー買い忘れた。

なんとなく、新宿御苑

何かと諸用に追われて、パタパタ走り回った夏が過ぎ去り、季節は秋。

 

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勤務先から近いこともあり、なんとなく新宿御苑に寄ってみた。

 

 

お昼下がりの公園は、ぽつぽつと人がいて、人混みが苦手な僕にとってはありがたい。

ベンチに座って本を読む人、小さくまとまって話をしている老人達、楽しそうに駆けまわる子供と、その母親らしき人達。そして、磨り減ったスニーカーで地面の感触を確かめながらのんびり歩く僕。

 

遠くの木々が微かに動いたかと思うと、少し遅れて風が吹く。

最近肌寒くなった風が、僕のシャツを膨らませる。この風は、どこへいくのだろう。

この公園を抜けて、狭苦しいビル街を抜けて、墓を抜けて、東京タワーを抜けて、海へ出るだろう。その先はどうなるだろう。潮風に打ち消されるのか、それとも、遠い異国の地まで旅するのだろうか。

 

公園では、そこに集まる人々の、人生の一コマが切り取られている。それぞれに両親がいて、呼び名があって、友人がいて、好きな人がいる。僕はそれらを全て知りうることが出来ないし、知るつもりもない。どこか知らない街に行ったとき、すれ違う人々や、通り抜ける路のすぐそばに、誰かの人生がぎっしり詰まっていると思うと、なんだか悔しいような、むず痒いような、不思議な気持ちになる。日常は、そんなことで溢れている。

 

いつの間にか、ぼーっと立ち尽くしていた。遠くには、新宿の摩天楼が見える。

誰かに呼ばれた気がする。でも多分違うし、振り返ったら負けな気がする。(僕はたまにそういう自分勝手な勝負をたのしんでる)

 

ざわざわと、またしても遠くの木々が騒ぎ出す。

最近ずっと放ったらかしていた髪が、ぐわっとなびく。

その風に押し出されるように、僕も歩き出す。

 

すたすた、すたすた。

今日の晩ご飯は、何にしようかな。

 

 

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またねん。

 

 

 

 

 

 

「募金」にちょっとイラッとしたはなし

はいさい!

梅雨とは思えない天気が続きますね。

夏はもう目の前まで来ています。

 

はてさて

今日は一部の方々に喧嘩を売ってしまうことになると思います。

今回お話したいのは、「募金」という行為のコスパの悪さについてです。

 

先日、とある駅前を歩いていると、非常に大きな声で学生らしき人物たちが叫んでいました。

 

「ネパールには小学校がたりませーーん!みなさんの善意を分けてくださーーーい!」

 

いわゆる募金活動です。みなさんも何度か目にしたことがあると思います。今回僕が遭遇した募金活動というのは、人でごった返す駅前広場に大学生らしき人物たちが10人ほど並び、「ネパールに小学校を!」という垂れ幕と募金箱を携えた集団でした。どうやら、どこかの大学のボランティア団体が主催しているようです。

 

 

僕は真っ先に思いました。

 

 

コスパわっるっ!!!!

 

前々から思ってはいましたが、改めてその効率の悪さを目にして僕はこんな顔でその人々の前を通り過ぎました。

 

(も、もうちょっとハンサムだよ) 

 

募金のコスパの悪さ

 簡潔に述べます。「ネパールに小学校を作る」ということが目的なら、回収できる額なんてたかがしれてる募金なんてせずに、みんなしてバイトすればいいなと思うのです。

 

 これは何も彼らに限ったことじゃありません。

「東北に救いの手を!」や「カンボジアの子どもたちに未来を!」みたいな募金活動もみんな一緒です。

別に彼らの善意を否定しているわけではありません。そういう志を抱くことは非常に素晴らしいことだと思います。ただ、あまりにも費用対効果が悪いと思うのです。

 

 

これが小中学生ならまだわかります。彼らは働くことができませんからね。ただ、バリバリバイトのできる大学生が10人も集まって突っ立って大声だして金を集めようとはどういう了見なんだい??と少女革命ウテナの瑠果ばりの喧嘩腰にならざるおえません。

 

 

それでは、わかりやすく考えるために「募金」のメリット・デメリットを考えていきましょう。

 

 

 

募金のメリット・デメリット

早速募金のメリット・デメリットを比較してきたいと思います。

 

メリット

・問題を広く周知できる

・街ゆく人々のちょっとした善意を汲み取ることができる

・集まったお金によって困ってる人を救うことができる

・みんなの善意を届けることができる

 

こんなところでしょうか?

 

デメリット

・前述した通り、大学生がやるとなるとあまりにもコスパがわるい

・送金経路が分かりづらく、信用しにくい

・「募金しないの〜?空気よめよ〜〜」的な雰囲気を作る

↑ちなみに僕はこれもかなり苦手です

 

とりあえずこんな感じだと思います。

これを比較した上であなたはどちらをとりますか? 

 

結論

 

いろいろ反論が来るかとは思いますが、僕は募金活動なんてしているボランティア大学生は、「いいことしてるなぁ!!!」と自己満足に肩までどっぷり浸かった方々だと思ってます。見事なまでに募金という手段が目的化してしまっています。

お前は何も行動してないくせに偉そうなことを言うな!!と怒られそうですが、やっぱり効率悪い行為を見せつけられていい気持ちはしません。そこでこの文章を書かせていただきました。

 

これに対してどういう反論が来るのかワクワクしながらここで終わります。

 

 

そんじゃーね!

 

 

 2013/06/29追記(募金をバカにするな・ぐうかわJDはズルい)

・募金をバカにするな

 

とある友人から面白いデータを提供してもらいました。

NPO法人青年協議会http://seinen-kyougikai.jp/wp/という団体についてです。この団体、いろいろ素晴らしい慈善活動を行なっているようなのですが、その活動資金の殆どを募金によって成り立たせているそうです。凄いですね。なんとその額9千万円!!その詳細がこちら

 

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ほんとに募金なの?という疑問は置いといて、凄い数字ですね。

 

 このように、ある程度有名な団体(UNICEFとか)なら募金という行為もそこまでコスパ悪くはないのかもしれませんね(募金にかける人員や手法を知りませんが)

 

 

 

・ぐうかわJDはズルい

先日、キャンパス内のベンチでのんびりしていたことろ、とある女子大生に話かけられました。正直に言います、相当可愛かったです。俺も捨てたもんじゃないなと思って話を聞いてみると

 

『東北の町を支援するために活動しています!そのためにこのリストバンド¥300を買ってください!><』

 

もう、ほんと驚きました。ちょうどこの募金のコスパの悪さについて考えた翌日にこういったことになるとは思いもしません。募金ではなく、こういった物品販売→一部を寄附というスタイルもあるということをすっかり失念していました。そのリストバンド、ここで写真を掲載したら本格的に怒られそうなのでやめますが、誰がつけるんだろう…?といったデザインでした。でかでかとWASEDA KEIOと書かれていて、愛校心マックスな方ぐらいじゃないと装着する難易度はかなり高いと思われます。

 

 

正直に言って、これもかなり危険だと思います。話によると、原価はひとつ¥100ほどで、残りの¥200を寄付するんだそうです。300個仕入れたらしいです。売りさばくにまぁまぁ困ってるようでした。

 

 ここで冷静になって考えてみましょう。

 

もし仮に全部売れたとしても、

200×300=60000

で六万円の利益しかあがりません。

時給900円のお店で10人が6時間働いたのとほぼ同じです。

 

更に、そういった物品販売は『在庫』という大きなリスクを背負うことになるのです。この恐ろしさは販売系の職場を経験した方ならよくわかると思います。

 

この話を聞いて瞬時にこの話はうさんくさい!そもそも団体の紹介とかもしてないしどうやって送金するかも曖昧だしなんだこいつら!

と警戒心を最高に高めた僕は、同時にダンガンロンパしたいという気持ちにかられました。

 

しかし、如何せんその女子大生が可愛いかった。いわゆるぐうの音も出ないほど可愛い、ぐうかわJDです。僕も男です。一匹のオスです。可愛い子を虐めて愉しむたちの悪い趣味もありません。

 

僕『すいません、生憎持ち合わせがないんです…でも応援しています!頑張ってください!』

 

そう言って僕は爽やかスマイルでエールを送ってその場を去ったのであった…ズルい、ぐうかわJDはズルい!!!(おわり)

 

 

 

 

 

 

 

田山花袋「蒲団」を読み解く。人間はそんな変わんない。

 

はいさい!
先日は宮崎で田舎ライフを謳歌した後藤です。

 

ちなみにこんな感じ

みやざーき

一足先に新緑の風が稲穂を優しく揺らします。

 

 

 

思わず口ずさむ「少年時代」

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少年時代 / 井上陽水 - YouTube

 

ノスタルジックな感情に肩までどっぷり浸かれますね。いい曲です。

 

 

 

はてさて

 

僕は旅に出る時必ず何冊かの本を持っていきます。

それも適当に選ぶのでなく、何かしらのテーマを設定することが多いです。

そして今回のテーマがズバリ「恋愛」です。別に傷心旅行じゃないです。

 

「ナルシスト臭がプンプンする!!!」と戻るボタンを押そうとしたあなたちょっと待って下さい。そこまで嫌な気持ちにはならないと思います。多分。

 

 

そんな僕が選んだ2つの恋愛小説はこちら

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森

言わずもがな、村上春樹の代表作。因みに僕とワタナベくんとは同い年です。

「愛すること」とは何なのか、考えさせられる作品です。

村上春樹独特の表現も素敵です。やれやれ。

 

 

 

 

蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)

 

②蒲団

私小説の先駆けと言われる、恋愛小説の原点のような作品です。

簡単にあらすじをお話させていただくと、子ども二人と妻の家庭を持った文学者と、そこへ弟子入りしてきた美しい娘との恋愛物語です。

「教えるー教えられる関係」というのは今も昔も恋愛物語の典型だったのだなぁとしみじみします。

 

今日は、この蒲団の中で特に気に入った部分があるので紹介させて頂きたいと思います。

 

 

ここが凄いよ「蒲団」

以下は、自分の可愛い弟子「芳子」にふられた主人公が芳子の影を追って、芳子の部屋を物色するラストシーンです。じっくりとお楽しみください。

 

時雄は雪の深い十五里の山道と雪に埋れた山中の田舎町とを思いった。別れた後そのままにして置いた二階に上った。懐かしさ、恋しさの余り、かすかに残ったその人の面影おもかげしのぼうと思ったのである。武蔵野むさしのの寒い風のさかんに吹く日で、裏の古樹には潮の鳴るような音がすさまじく聞えた。別れた日のように東の窓の雨戸を一枚明けると、光線は流るるように射し込んだ。机、本箱、びん紅皿べにざら、依然として元のままで、恋しい人はいつもの様に学校に行っているのではないかと思われる。時雄は机の抽斗ひきだしを明けてみた。古い油の染みたリボンがその中に捨ててあった。時雄はそれを取ってにおいをいだ。しばらくして立上って襖を明けてみた。大きな柳行李が三箇細引で送るばかりにからげてあって、その向うに、芳子が常に用いていた蒲団ふとん――萌黄唐草もえぎからくさの敷蒲団と、線の厚く入った同じ模様の夜着とが重ねられてあった。時雄はそれを引出した。女のなつかしい油の匂いと汗のにおいとが言いも知らず時雄の胸をときめかした。夜着のえり天鵞絨びろうど際立きわだって汚れているのに顔を押附けて、心のゆくばかりなつかしい女の匂いをいだ。
 性慾と悲哀と絶望とがたちまち時雄の胸を襲った。時雄はその蒲団を敷き、夜着をかけ、冷めたい汚れた天鵞絨の襟に顔を埋めて泣いた。
 薄暗い一室、戸外には風が吹暴ふきあれていた。

 

 

どうですか?気持ち悪いですよね。

 でも僕はこの主人公の気持ちが痛いほど分かります。

ここで注目してほしいのが五感をふるにくすぐる表現の数々です。

この短い文章の中で、美しい娘が去った寂しい部屋の様子、そして残された哀しい男の姿がありありと浮かんできます。

これが今から100年以上も前に書かれたといのだから驚きですよね。

 

 

所感

時は変われど、人は変われど、やはり「恋愛」を巡る人間劇というのはそこまで変わらないのだなぁと思います。

つい先日のことですが、先述したノルウェイの森の原点となる作品、「蛍」を読みました。

そこで強く感じたのが、作中に登場する「手紙」や「電話」というコミュニケーションツールの違いです。

 「蒲団」でもそうでしたが、かつての作品の世界と現代で最も異なるのはコミュニケーションツールでしょう。僕のような一端の大学生からすると、ケータイが無い状態で大学で生きていける自信がありません。友達と簡単に約束も出来なければ、試験やその他の情報交換もできませんしね。

でも、そんなものがあろうと無かろうと、それを使う人間はそんなに変化してないんですよね。

要するに、恋をしてしまえば誰しも馬鹿になってしまうのだと思います。

それは、とても愛すべき状態だとも思います。

そんな感じです。雑ですね、我ながら呆れます。

 

「蒲団」いい作品でしたよ。是非ご一読を。

 

 

 

 

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そんじゃーね! 

 

 

女性教育の先駆者、成瀬仁蔵記念館から感じたこと。

はいさい!
ご無沙汰してます後藤です。

 

はてさて

先日、僕の大学のすぐ近くの日本女子大学へ行ってきました。

べっ別にナンパ目的とかじゃないんだからねっ!!

そんな僕がなぜ日本女子大学ことぽんじょへ行ってきたかというと、ぽんじょ創設の父、成瀬仁蔵記念館へ行くためです。

ぽんじょ正門。入るのドキドキ。

 

成瀬仁蔵とは?

 

成瀬 仁蔵(なるせ じんぞう、安政5年6月23日1858年8月2日) - 大正8年(1919年3月4日)は、明治から大正のキリスト教牧師プロテスタント)であり、日本における女子高等教育の開拓者の1人であり、日本女子大学日本女子大学校)の創設者として知られる。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%80%AC%E4%BB%81%E8%94%B5 Wikipediaより)

 

僕が尊敬する大隈重信福澤諭吉新島襄に並ぶ偉大な教育者です。

 

こんなお方

 

 

成瀬はしばしば、自らの生涯の目的は「天職」を全うすることだと日記に記していたそうです。「天職」ーーそれは、理想的な社会を創ることでした。成瀬は同じく日記の中で自らの天職を「社会改良者」であると記していたそうです。今風にいうなら「社会起業家」ってところでしょうか。

 

 

 

成瀬仁蔵が遺したもの。


大隈重信渋沢栄一、内海忠勝や西園寺公望伊藤博文などの政治経済界の偉人達を動かすほどの成瀬の固い意志と、その行動力には脱帽せざるおえません。その詳しい歴史はぜひ成瀬仁蔵記念館(http://www.jwu.ac.jp/grp/naruse_memorial.html)に足を運んでみてください。アツい男のドラマに勇気づけられます。

 

そんな成瀬は、子どもをもうけることなく生涯孤独に過ごしたそうです。

しかし、彼が遺した日本唯一の女子の学び舎と、大勢の教え子達が彼にとっての最大の遺産だったと思います。

そして今年で創立112年を迎える現在の日本女子大学にも脈々とその想いは受け継がれています。

 

 

今考える、女性教育とは?

 

安倍政権が打ち出した育休3年や、企業の役員に女性を雇用することを義務付けるなど、未だに日本社会は女性との付き合い方に困惑しています。(ちなみに僕も個人的に女性との付き合い方に困惑しています)

そんな今だからこそ成瀬の教育理念「女子を先ず人として教育する」そして現在の日本女子大学の教育理念である「現代社会が抱える様々な課題の解決に役立つ高い専門能力と、それを生かすことのできる応用力と表現力、時代の変化や多様な価値観に対応できるフレキシブルな完成を育成すること」が再評価されるべきだと思いました。

 

 

日本の優秀な女性をどのように活かしていけるかが今後の日本社会の大きな課題の一つだと思います。

 

 

最後にー成瀬仁蔵の最期ー

 

肝臓癌を患った成瀬は、最後の最後まで教壇に立ち続け、1919年3月4日午前8時20分、多くの学校関係者に見守られながら静かに息を引きとったそうです。享年60。自らの意志を貫いた、素晴らしい人生だと思います。

 

そんな彼が最後に遺した言葉が

 

「オオ万事好都合だ、総て満足だ」

 

だったそうです。

こう呟きながらこの世を去りたいものですね。

僕もこんなことをつぶやいてこの世を去れるような人間になりたいと思います。

成瀬仁蔵、本当に素敵な人ですね。大ファンになりました。

日本女子大学は男性でも入れるらしいので、みなさん是非いってみてください。

 

 

そんじゃーね!

 

 

 

 

 

 

 

 

凡人でごめんなさい。会田誠展から感じたこと。

はいさい!

新宿は豪雨です。

そんな群青日和な毎日を過ごす後藤です。

本日はちょびっとグロ注意。

 

 

 

はてさて

今日は先日閉幕した会田誠展「天才でごめんなさい」で感じたことを書きたいと思います。

そもそも、”会田誠”って誰なんでしょう?

 

会田 誠(あいだ まこと、1965年10月4日 - )は、日本現代美術家である。奈良美智草間弥生らとともに『新ジャポニズム』の代表的な作家とされる。(Wikipediaよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%94%B0%E8%AA%A0

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この人です。結構ハンサム。

 

そしてこのダンディな方が描いた代表作がこちら。

 

 

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《切腹女子高生》
2002年
アクリル絵具、ホログラムフィルム、透明フィルムに出力
119×84.7 cm
渡井康之氏蔵
Courtesy:Mizuma Art Gallery

 

 

いやー僕のような凡人からするとこんな作品を書くなんて到底思いつきません…

僕の場合、彼を知ったきっかけは一冊の本でした。

 

ジェローム神父 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)

 

 

 

はい。マジキチですね。

「お前ってドSだよなw」みたいな会話に見られるS、つまりサドはこの本の原作者であるマルキ・ド・サドからきています。

 

そのサドが書いた「ジェローム神父」という過激な作品と会田誠の「犬」や「食用人造少女・美味ちゃん」シリーズの画を組み合わせたのがこの本です。

純粋な興味からこの本を手に取った当時中学3年生の僕は、かなりの衝撃をうけました。とりあえず、イクラを食べることに抵抗を覚えました。(気になる方は会田誠 とれたてイクラ丼でぐぐってみてください)

 

という感じで、かなり問題のある作品を多く残している方です。

しかし、その卓越した技能で描かれる大胆な発想は群衆を惹きつけて止みません。

そんな彼が六本木の一流美術館で大規模な個展を開くというなら、これは行くしかない!ということで行ってきました。

 

 

意外にも、彼は「義務感」で行動していた。

そんな彼に、僕は偏見を抱いていました。

”きっと自分の本能の赴くまま、感性を爆発させている天才なんだろうな…”

しかし、そんな偏見は見事に打ち砕かれました。

展覧会で公開されていたインタビューや、手記を読んで真っ先に思ったのは

「◯◯しなければならないと思った」

という記述が多くみられるということです。

 

例えば

「戦争について書かないといけないと思った」

→美しい旗、紐育空爆之図

 

「哲学書を読まないといけないと思った」

ハイデッガーを読んで感じたものをアクリル板に書く

 

といったところです。

 

彼は、意外にも「義務感」で行動していることが多かったのです。

もちろん、例外もあると思います。しかし、彼の作品の殆どに”義務感”、から生まれる何かしらのメッセージが明確に存在すると感じました。

 

 

どうして彼が天才なのか?

自分がものすごーく未熟者であるということは重々承知しております。

はい、見え透いた予防線を張ったところで

ここでは会田誠の凄さについて考えていきたいと思います。

あんまり長くなっても面白くないと思うので、簡潔にまとめます。

 

会田誠の凄さとは、ごく自然に己のwantを社会のneedの中で爆発させることが出来ることだと思います。

 

彼の場合、上に掲載した作品のようなものを好む”社会”を絞って絞ってneedを嗅ぎ当て、自分のwantを爆発させていると思います。

彼は、そういう意味では天才だと思います。

つまり、ある“社会”のneedを嗅ぎ当てる天才でしょう。

そこには彼がもともと芸術で食っていく気はなかったという点も大きく関係していると思います。

 

 どれだけ素晴らしい才能や技術を持っていても、社会のneedを読み取らないと成功できません。例えば、ゴッホやピカソ、シューベルトのように死後、社会のneedがたまたま合致して高く評価される人がいました。しかし生前に評価されないことには、地位も名誉も財産も手にすることが出来ず、家が大富豪でもない限りは非常に苦しい人生を送ることになりかねません。

 

とある社会のneedを上手く嗅ぎ当て、そこで自分のwantを爆発させる…ここを徹底しているのが会田誠なんだと思います。

 ここまでくると彼は一種の奇才でもあると思います。

 

うーん、なんだかお粗末な結論になってしまいましたが、とりあえず会田誠展は素晴らしかったです。三時間半ほどがっつり楽しませてもらいました。一見の価値は絶対あると思いますよ!

 

 

それでは

またねん!

凡人でごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

19歳の井戸端会議。僕らは「何者」として生きていくのか。

 

はいさい!

お久しぶりです。この一ヶ月、ブログのネタには困らないぐらいいろんなことがあったのですが、何となく気分が乗らなかった後藤です。

 

今日は先日行われた”19歳の井戸端会議”について書きたいと思います。

ちょっと”痛い”内容かもしれませんが、どうかお付き合い下さい。

 今回のファシリテーター、真辺くん。

僕が女の子ならこういう人を好きになると思います♡

 

 

 

 

はてさて

突然ですが、今年の直木賞受賞作、読みました?

それがこちら。

何者

 

”◯◯、△△やめるってよ”のネタでお馴染みの「桐島、部活やめるってよ」の著者朝井リョウさんが書いた「何者」です。

 

まず本を開いて飛び込んでくるのが登場人物達のtwitterアカウント。

そこに躍る文字達のリアルさに、ある程度twitterを利用している人ならヴッ!!となるでしょう。

今回の作品は、日本の学生の殆どが通る道である「就活」をtwitterFacebookといった現代を象徴するツールであるSNSを絡めて描いた作品です。

 

そんな「何者」を読んで、考えたことを語らうというのが今回の19歳の井戸端会議の目的でした。

 

 

議論を終えて

今回の19歳の井戸端会議では

 

・なぜ自意識は暴走してしまうのか
・どうしたらそのジレンマから逃れられるのか
・ソーシャルメディアの時代で、個人はどうあるべきなのか
・"意識高い"という現象は一体何なのか?
・本当の意識高いとは何なのか?

 

といったことを議論してみました。

 

議論の詳細を記載すると途方もない文量になるので、とりあえず感想だけ述べたいと思います。

 

 

 まず言えるのは、自分とは全く違った方面からの意見がぶつかる議論のもたらす充実感は尋常じゃないということです。今回の企画担当の真辺くんは満足いってなかったようですが、こういうのも悪くないんじゃないかなぁと思います。

結論を出すことに縛られず、とりあえず議論してみる場所というのは絶対必要だとも思います。この感じ、続けていきたいです。くせになっちゃいますね。

強いて言うならばもっとハッとするような議論を展開できるよう工夫していきたいですね。なんか偉そうなこといってすいません。

 

 

おわりにーきっと何者になれないお前たちに告げるー

 年をとるということ、つまり時間の経過というものは、誰にでも平等にやってきます。僕は今、19歳です。 僕で言えばあと半年で20歳。タバコを吸っても、酒を飲んでも、風俗に行っても別段問題ではありません。更に言うなら、悪いことをすれば容赦なく刑務所行きです。

 

 20歳になる準備なんて何も出来ていないのに、後ろからグイグイ押されて20歳になるような、そんな感じがします。昔は楽しみだった誕生日も、今となっては嬉しいような、怖いような、複雑な気持ちで迎えるようになりました。それは多分、「まだ若いから」というドーピングというか、言い訳というか、そういう薬みたいなものが切れていくことを身をもって体感しているからなのでしょう。幼い頃はいくらでも大きなことを言えたし考えられたのに、今となってはリスクやお金のことを考えて、嫌になるくらい現実的に物事を考えるようになってしまいました。(それが成長ということなのでしょうか?)

 

 人間、誰だって自分が主人公やヒロインでありたいものだと思います。(もちろん例外の方もいると思います)しかし、自分がドラクエの村の住人のような存在であるということに段々と気づいていくなかで、自分は「何者」かになれるのかという不安を抱き、闘っていくのでしょう。そんな時、twitterFacebookといったツールで、誰でもどこでも簡単に自分は他の群衆とは違う「何者」かであるということを必死にアピールしたくなるのだと思います。僕自身もそうでした。ちょっと立ち止まって、本当の自分について、自分の実力について確りと考え、鍛錬していきます。

 

 廻るピングドラムという僕の好きなアニメ作品の中で、こんな台詞があります。

 

「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」

 

この台詞を聞いたとき、ヴッ!と胸に刺さったのを覚えています。

確かにこのまま行くと、きっと何者にもなれないかもしれない。でも、そんな自分を下手に取り繕わずに、自分の無力感と闘いながらも、理論と実戦を積み重ねて成長を繰り返していく。そういうことが大切なのかなぁと未熟ながらも考えてみました。

 

 

我ながら、結構”痛い”お話になってしまったなと思います。でも、そんな痛い自分を敢えてここに書き記すことで、きっといつか美味しいお酒の肴になったりするのでなはいかなぁと願って今回のお話を終わらせて頂きたいと思います。

 

 

またねん

 

 

  

”才能”とは一種の行動形態である

はいさーい!

我那覇くんじゃないです。後藤です。

沖縄は今日もあったかいです。

 

 

今日は”才能”について考えてみます。

むかーし世にも奇妙な物語で『自分の天性の才能が3つ目覚める飴』を食べた男の話なんてものがありました。当時小学生だった僕は幼心にも『すっげー!俺の才能ってなんだろー!!』と真面目に考えたものです。当然結論なんて出ませんでした。五分後にポケモンにのめり込んでました。

 

そんな僕が何故最近になって”才能”について考えだしたかと言うと、友人からとある一冊の本をオススメされたからです。

それがこちら

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

 

ストレングスファインダー

成功を収めたすべての人に共通するのは、自分の才能とその活かし方を知っていること。それがわかれば、欠点さえ強みになる。さあ、あなたの眠れる強みは何か。自分の強みがわかるウェブサイト「ストレングスファインダー」へのアクセスID付き。
「ぜひ、隠れた能力を見つけて、わくわくしてください」

 

この本です。この本を通して、自分の”強み”や”才能”が分かるそうです。こう言うと失礼かもしれませんが、途方もなく胡散臭いです。

 

しかし実際に購入した周りの声を聞いてみると、みな口々に『当たってる!!』と言うではないですか。まるで中学生ぐらいの頃に流行った占いか心理テストみたいだなと思いつつ、物は試しだと思って購入してみました。Amazonで¥1680なり。

 

2章までを読み進め、諸注意を踏まえた上でご自慢のストレングスファインダーをやってみました。巻末についてるIDを入力し、個別アカウントを作成するため一冊につき一人しか診断できません。

100以上の質問に答え、僕の”強み”が出ました。結論から言います。多分、当たってます。僕が度々人から評価されることや、自身の生活を振り返ってみると『確かに!』と思えるようなことをズバリ言い当てられました。

なんでもこの質問や選択事項を生み出すために200万人を超える優秀な人材にインタビューやアンケートを繰り返したそうです。胡散臭いとか思ってすいませんでした。でもちょっと悔しいです。

因みに、そんな僕の5つの強みがこちら。(別にお前の強みとか興味ないわって方は飛ばしてください)

 

個別化

あなたは個別化という資質により、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。あなたは一人ひとりの何が特別でどこが個性的なのかを覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察しています。あなたはそれぞれの人生における、その人にしかない物語を理解します。この資質によって、あなたは、あなたの友達にぴったりの誕生日プレゼントを選んだり、ある人は人前で誉められることを好み別の人はそれを嫌うことを分かったり、一から十まで説明して欲しい人と、一を示せば十を知る人とに合わせて、教え方を調整できたりするのです。あなたは他の人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人ひとりの最も良いところを引き出すことができます。この個別化という資質は、あなたが生産性の高いチームを作ることにも役立ちます。完璧なチームを作りに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、あなたは優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを充分にできるような、強みに基づく配役である、ということを本能的に知っています。

 

 

成長促進

あなたは他の人たちが持つ潜在的な可能性を見抜きます。実際のところ、潜在的な可能性があなたの見ている全てであることも多いのです。あなたの考えでは、完全にできあがった人間は存在しません。誰もが進歩の途上にあり、可能性に溢れています。だからこそあなたは人々に惹きつけられるのです。あなたが他の人と互いに関わりを持つ時、目標としているのは彼らに成功を経験させることです。あなたは彼らを挑発する方法を探します。彼らの能力を伸ばして成長させるような、興味深い経験を計画します。そしてその間ずっと、あなたは成長の明らかな徴候――学習して身につけたか改められた新しい行動、技能のちょっとした向上、卓越性の芽生え、以前なら一つ一つ意識しながらやっていたことが自然に淀みなくできるようになる――が現れるのを待ちかまえています。あなたにとって、これらの小さな進歩――その進歩に気付かない人がいる程の――が発揮されつつある潜在能力の明確な兆候なのです。他の人に現れるこれらの成長の兆候は、あなたの原動力であり、あなたに強さと満足を与えます。多くの人があなたの援助は誠実であり、あなたがそれによって満足を得ていると心の中で分かった時に、あなたに援助と激励を求めるようになるでしょう。

 

 

ポジティブ

あなたは人をよく誉め、すぐに微笑みかけ、どんな状況においても常にポジティブな面を探します。あなたのことを陽気と言う人もいます。あなたのように楽天的になりたいと思う人もいます。しかし、いずれにしても、人々はあなたの周りにいたいと思います。あなたの熱意は人に伝染するので、あなたの近くにいると彼らには世界がより良いもののように見えてくるのです。あなたの活力と楽天性がないと、人は、自分の毎日は同じ事の繰り返しばかりで単調であるとか、最悪の場合、プレッシャーを重く感じてしまいます。あなたは、彼らの気持ちを明るくする方法を必ず見つけます。あなたはどんなプロジェクトにも情熱を吹き込みます。あなたはどんな進歩も祝福します。あなたはどんなことでも、よりエキサイティングで、より生き生きとしたものにする方法をたくさん考え出します。一部の懐疑的な人たちは、あなたの活発さを否定するかもしれませんが、あなたはめったにそれに引きずられることはありません。あなたの積極性がそれを許さないのです。あなたは、生きていることは素晴らしいという信念、仕事は楽しいものにできるという信念、どのような障害があろうと人は決してユーモアの精神を失ってはならないという信念から、どうしても逃れられないのです。

 

 

収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――

言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、

野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなた

はそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろ

いろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、と

ても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨き

をかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅

行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を

見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそ

れらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなた

がそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがい

つか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考

えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報

を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心

を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出て

くることでしょう。

 

 

アレンジ

あなたは指揮者です。たくさんの要素を含む複雑な状況に直面すると、最も生産性の高

い組み合わせにそれらをアレンジしたと確信するまで、何度も並び替えを繰り返し、全

ての要素を自分で管理することを楽しみます。あなたは、自分の行為を特別ではないと

考えています。あなたは、物事を行うのに最良の方法を見つけ出そうとしているに過ぎ

ません。しかしこのような資質を備えていない人はあなたの器用さに感嘆し、「そんな

に多くの事を、どうやって一度に考えられるのですか?」と訊くでしょう。「どうした

らそんなに柔軟でいられるのですか。たった今思いついたことを新しくアレンジするた

めに、既に十分練った計画を棚上げすることができるなんて?」。でも、あなたはこれ

以外の行動の仕方など想像することができません。旅行の直前に、急にもっと割安な運

賃が利用できることになって予定を変更する場合でも、新しいプロジェクトを成功させ

るために、人材と資源の適切な組み合わせをじっくり考える場合でも、あなたは柔軟性

を効果的に発揮するという点で素晴らしいお手本です。単純なことから複雑なことまで

あなたはいつも最善の「構成」を探します。変化の激しい状況でこそ、あなたはベス

トを発揮できます。予期せぬ事態に直面すると、苦心して立てた計画を変えることはで

きないと文句を言う人もいれば、現行の規則や手続きを盾にして逃げる人もいます。あ

なたは、そのどちらでもありません。それどころか、あなたは混乱の中に飛び込み、新

しい選択肢を工夫し、抵抗が最も少ない新たな道を探し求め、新しい協調関係を見つけ

出します。結局のところ、もっと良い方法があるかもしれないと思うので、そうするの

です。

 

 

個別化、成長促進、ポジティブ、収集心、アレンジ

この5つが僕の強みらしいです。うーん悔しいけどその通りだと思います。

一人一人と向き合って、その人が成長する為にはどうすればいいかを考え、何事も常に

前向きに、集めた知識や技術でその人にアドバイスをしたり、既存のものにアレンジを

加えたりするのが僕は大好きです。

自分でも常々思っていたのですが、リーダーってよりは中間管理職やマネージャー、教

育者に向いてるんだろうなーと思いました。

 

 

はてさて、ここまでストレングスファインダーについて書いてみました。それでは、本

腰を入れて”才能”について考えていきたいと思います。

 

あまりぐだらぐらだと駄文を羅列しても面白くないと思うので、簡潔にまとめたいと思

います。

 

僕は、”才能”とは一種の行動様式であると考えました。

 

学問やスポーツ、芸術を始めとした様々な分野で活躍する著名人達に共通することは、

『好きなことをずっと続けていた』ということだと思います。僕ら凡人が考えるような

レベルではなく、それはそれはぶっ飛んだレベルでの話です。先日、勝間和代さんの講

演会スタッフをしていた際に勝間さんがこう仰っていました。『息を吸って吐くほど簡

単に出来る自分が好きなことを見つけて、それを自分の強みにしなさい』

 

『彼は才能がある!』『彼女の才能には驚いたよ』こういったことをよく耳にしますが

才能があると言われる人々は『息を吸って吐くほど簡単に出来る自分が好きなこと』に

人よりもいち早く出会い、普通の人からすると考えられない程の努力を積み重ねてきた

のだと思います。(当の本人は楽しんでいることが多いです)

 

僕にもこういうタイプの友人がいました。物心ついた時から野球が大好きで、小中高と

野球に全てを捧げた彼は、高校時代に甲子園で春夏連覇を達成したチームの敏腕ショー

トとして注目され、特待生として六大学のとある大学へ入学しました。現在は一年生な

がらレギュラーを獲得し、高い打率を叩きだしています。そんな彼は本当に野球が大好

きで、365日24時間、自分の身に起こること全てを野球に結びつけ、日々野球ノートを

更新することで一種の哲学を形成していました。野球が大好きだからこそ出来る離れ業

だと思います。彼は全く苦に思っておらず、寧ろ嬉々としてノートを書き綴っていまし

た。こういった行動形態こそが才能の正体だと思います。

東大に行った友人も、将棋で高校生王者になった友人も、勉強や鍛錬を楽しんでいまし

た。彼らにとってはそれが『息を吸って吐くほど簡単に出来る自分が好きなこと』だっ

たのでしょう。

 彼らを人は”天才”と呼び、『彼は天才だからな』と自分が積めなかった努力を正当化し

たりするのだと思います。

 

 

 

『息を吸って吐くほど簡単に出来る自分が好きなこと』

みなさんは何か思いつきましたか?僕にはなかなか思い浮かびません笑

その好きなことに気づいたその時から、あなたの”才能”は産声をあげるのだと思います。

 

それでは!