「募金」にちょっとイラッとしたはなし
はいさい!
梅雨とは思えない天気が続きますね。
夏はもう目の前まで来ています。
はてさて
今日は一部の方々に喧嘩を売ってしまうことになると思います。
今回お話したいのは、「募金」という行為のコスパの悪さについてです。
先日、とある駅前を歩いていると、非常に大きな声で学生らしき人物たちが叫んでいました。
「ネパールには小学校がたりませーーん!みなさんの善意を分けてくださーーーい!」
いわゆる募金活動です。みなさんも何度か目にしたことがあると思います。今回僕が遭遇した募金活動というのは、人でごった返す駅前広場に大学生らしき人物たちが10人ほど並び、「ネパールに小学校を!」という垂れ幕と募金箱を携えた集団でした。どうやら、どこかの大学のボランティア団体が主催しているようです。
僕は真っ先に思いました。
コスパわっるっ!!!!
前々から思ってはいましたが、改めてその効率の悪さを目にして僕はこんな顔でその人々の前を通り過ぎました。
(も、もうちょっとハンサムだよ)
募金のコスパの悪さ
簡潔に述べます。「ネパールに小学校を作る」ということが目的なら、回収できる額なんてたかがしれてる募金なんてせずに、みんなしてバイトすればいいなと思うのです。
これは何も彼らに限ったことじゃありません。
「東北に救いの手を!」や「カンボジアの子どもたちに未来を!」みたいな募金活動もみんな一緒です。
別に彼らの善意を否定しているわけではありません。そういう志を抱くことは非常に素晴らしいことだと思います。ただ、あまりにも費用対効果が悪いと思うのです。
これが小中学生ならまだわかります。彼らは働くことができませんからね。ただ、バリバリバイトのできる大学生が10人も集まって突っ立って大声だして金を集めようとはどういう了見なんだい??と少女革命ウテナの瑠果ばりの喧嘩腰にならざるおえません。
それでは、わかりやすく考えるために「募金」のメリット・デメリットを考えていきましょう。
募金のメリット・デメリット
早速募金のメリット・デメリットを比較してきたいと思います。
メリット
・問題を広く周知できる
・街ゆく人々のちょっとした善意を汲み取ることができる
・集まったお金によって困ってる人を救うことができる
・みんなの善意を届けることができる
こんなところでしょうか?
デメリット
・前述した通り、大学生がやるとなるとあまりにもコスパがわるい
・送金経路が分かりづらく、信用しにくい
・「募金しないの〜?空気よめよ〜〜」的な雰囲気を作る
↑ちなみに僕はこれもかなり苦手です
とりあえずこんな感じだと思います。
これを比較した上であなたはどちらをとりますか?
結論
いろいろ反論が来るかとは思いますが、僕は募金活動なんてしているボランティア大学生は、「いいことしてるなぁ!!!」と自己満足に肩までどっぷり浸かった方々だと思ってます。見事なまでに募金という手段が目的化してしまっています。
お前は何も行動してないくせに偉そうなことを言うな!!と怒られそうですが、やっぱり効率悪い行為を見せつけられていい気持ちはしません。そこでこの文章を書かせていただきました。
これに対してどういう反論が来るのかワクワクしながらここで終わります。
そんじゃーね!
2013/06/29追記(募金をバカにするな・ぐうかわJDはズルい)
・募金をバカにするな
とある友人から面白いデータを提供してもらいました。
NPO法人青年協議会http://seinen-kyougikai.jp/wp/という団体についてです。この団体、いろいろ素晴らしい慈善活動を行なっているようなのですが、その活動資金の殆どを募金によって成り立たせているそうです。凄いですね。なんとその額9千万円!!その詳細がこちら
ほんとに募金なの?という疑問は置いといて、凄い数字ですね。
このように、ある程度有名な団体(UNICEFとか)なら募金という行為もそこまでコスパ悪くはないのかもしれませんね(募金にかける人員や手法を知りませんが)
・ぐうかわJDはズルい
先日、キャンパス内のベンチでのんびりしていたことろ、とある女子大生に話かけられました。正直に言います、相当可愛かったです。俺も捨てたもんじゃないなと思って話を聞いてみると
『東北の町を支援するために活動しています!そのためにこのリストバンド¥300を買ってください!><』
もう、ほんと驚きました。ちょうどこの募金のコスパの悪さについて考えた翌日にこういったことになるとは思いもしません。募金ではなく、こういった物品販売→一部を寄附というスタイルもあるということをすっかり失念していました。そのリストバンド、ここで写真を掲載したら本格的に怒られそうなのでやめますが、誰がつけるんだろう…?といったデザインでした。でかでかとWASEDA KEIOと書かれていて、愛校心マックスな方ぐらいじゃないと装着する難易度はかなり高いと思われます。
正直に言って、これもかなり危険だと思います。話によると、原価はひとつ¥100ほどで、残りの¥200を寄付するんだそうです。300個仕入れたらしいです。売りさばくにまぁまぁ困ってるようでした。
ここで冷静になって考えてみましょう。
もし仮に全部売れたとしても、
200×300=60000
で六万円の利益しかあがりません。
時給900円のお店で10人が6時間働いたのとほぼ同じです。
更に、そういった物品販売は『在庫』という大きなリスクを背負うことになるのです。この恐ろしさは販売系の職場を経験した方ならよくわかると思います。
この話を聞いて瞬時にこの話はうさんくさい!そもそも団体の紹介とかもしてないしどうやって送金するかも曖昧だしなんだこいつら!
と警戒心を最高に高めた僕は、同時にダンガンロンパしたいという気持ちにかられました。
しかし、如何せんその女子大生が可愛いかった。いわゆるぐうの音も出ないほど可愛い、ぐうかわJDです。僕も男です。一匹のオスです。可愛い子を虐めて愉しむたちの悪い趣味もありません。
僕『すいません、生憎持ち合わせがないんです…でも応援しています!頑張ってください!』
そう言って僕は爽やかスマイルでエールを送ってその場を去ったのであった…ズルい、ぐうかわJDはズルい!!!(おわり)