ぽけっとぽけっと

あ、またシャンプー買い忘れた。

女性教育の先駆者、成瀬仁蔵記念館から感じたこと。

はいさい!
ご無沙汰してます後藤です。

 

はてさて

先日、僕の大学のすぐ近くの日本女子大学へ行ってきました。

べっ別にナンパ目的とかじゃないんだからねっ!!

そんな僕がなぜ日本女子大学ことぽんじょへ行ってきたかというと、ぽんじょ創設の父、成瀬仁蔵記念館へ行くためです。

ぽんじょ正門。入るのドキドキ。

 

成瀬仁蔵とは?

 

成瀬 仁蔵(なるせ じんぞう、安政5年6月23日1858年8月2日) - 大正8年(1919年3月4日)は、明治から大正のキリスト教牧師プロテスタント)であり、日本における女子高等教育の開拓者の1人であり、日本女子大学日本女子大学校)の創設者として知られる。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%80%AC%E4%BB%81%E8%94%B5 Wikipediaより)

 

僕が尊敬する大隈重信福澤諭吉新島襄に並ぶ偉大な教育者です。

 

こんなお方

 

 

成瀬はしばしば、自らの生涯の目的は「天職」を全うすることだと日記に記していたそうです。「天職」ーーそれは、理想的な社会を創ることでした。成瀬は同じく日記の中で自らの天職を「社会改良者」であると記していたそうです。今風にいうなら「社会起業家」ってところでしょうか。

 

 

 

成瀬仁蔵が遺したもの。


大隈重信渋沢栄一、内海忠勝や西園寺公望伊藤博文などの政治経済界の偉人達を動かすほどの成瀬の固い意志と、その行動力には脱帽せざるおえません。その詳しい歴史はぜひ成瀬仁蔵記念館(http://www.jwu.ac.jp/grp/naruse_memorial.html)に足を運んでみてください。アツい男のドラマに勇気づけられます。

 

そんな成瀬は、子どもをもうけることなく生涯孤独に過ごしたそうです。

しかし、彼が遺した日本唯一の女子の学び舎と、大勢の教え子達が彼にとっての最大の遺産だったと思います。

そして今年で創立112年を迎える現在の日本女子大学にも脈々とその想いは受け継がれています。

 

 

今考える、女性教育とは?

 

安倍政権が打ち出した育休3年や、企業の役員に女性を雇用することを義務付けるなど、未だに日本社会は女性との付き合い方に困惑しています。(ちなみに僕も個人的に女性との付き合い方に困惑しています)

そんな今だからこそ成瀬の教育理念「女子を先ず人として教育する」そして現在の日本女子大学の教育理念である「現代社会が抱える様々な課題の解決に役立つ高い専門能力と、それを生かすことのできる応用力と表現力、時代の変化や多様な価値観に対応できるフレキシブルな完成を育成すること」が再評価されるべきだと思いました。

 

 

日本の優秀な女性をどのように活かしていけるかが今後の日本社会の大きな課題の一つだと思います。

 

 

最後にー成瀬仁蔵の最期ー

 

肝臓癌を患った成瀬は、最後の最後まで教壇に立ち続け、1919年3月4日午前8時20分、多くの学校関係者に見守られながら静かに息を引きとったそうです。享年60。自らの意志を貫いた、素晴らしい人生だと思います。

 

そんな彼が最後に遺した言葉が

 

「オオ万事好都合だ、総て満足だ」

 

だったそうです。

こう呟きながらこの世を去りたいものですね。

僕もこんなことをつぶやいてこの世を去れるような人間になりたいと思います。

成瀬仁蔵、本当に素敵な人ですね。大ファンになりました。

日本女子大学は男性でも入れるらしいので、みなさん是非いってみてください。

 

 

そんじゃーね!